衝動買いを促すPOPの作り方

売り場にあるカードの気の利いた文面に誘われて、衝動的に商品を買ってしまったことはありませんか。そのときに購買を促したものが、物言わぬ案内役=POP(ポップ)広告です。POP広告は「Point of Purchase」広告の略称で、顧客が購買する時点において情報を得るための各種広告のことを言います(以下ではPOPと表現します)。チラシが来店客数を増やすものであるのに対し、POPは購買点数や購買単価を増やすための手法に該当します。

 スーパーマーケットで売れる商品の半分以上は計画的に購入される商品ではない、というアメリカの調査結果があります。非計画的な店頭での購買を後押しするために効果を発揮するのが、商品を紹介するPOPです。今回は、小さなお店が商品紹介のPOPで売り上げを伸ばす作り方のポイントをご紹介します。

 一つめは、売りたい商品やアピールしたい商品にPOPを付けることです。POPは数が多ければ良いというものではありません。多すぎると一つ一つのPOPが目立たなくなり、かえって訴求力がなくなります。店として本当にお勧めしたい商品や当店のこだわり商品に重点をおいてPOPを付けます。買うべき商品をPOPでズバリと指摘してもらうことで、迷っている消費者は選択の手間を省くことができるのです。

 二つめは、手書きにすることです。大型店との違いを出すためにもっとも有力な作り方は手書きのPOPです。きれいな文字でなくても構いません。個性ある文字や素人っぽいイラストの方がかえって親近感がわくことが多いものです。また、マジックで自ら書くことで作り手の「思い」が伝わり、消費者は感情を動かされます。ただし、明るく、読みやすいという作り方の基本は外さないで下さい。色としては目立つように黄色や赤、黒を中心に2色以内にして、できる限りていねいに書くことが重要です。手書きのイラストや写真を加えることで注目度が高まります。

 三つ目は、お客さんの立場になって買いたくなる表現をすることです。そのために商品の背景を説明する方法があります。例えば「5年仕込みで西山大豆の旨みを引き出したお味噌です」や「ギリシャでとれたオリーブだけで作りました」などです。また、商品を手に入れたときの効用をアピールする作り方も有効です。例として、「心安らぐ桧の香りで、お風呂で森林浴効果をお楽しみください」、「二日酔いにかなり効くパックです」があります。最近よく使われるのが店主の感想やこだわりを書いたメッセージPOPです。「久しぶりにこんな奥深い小説に出会ったって感じです」、「このスープを夕食に出したら、お母さん、料理が上手になったね!と子供から言われました」というような表現があります。

 POPは自分で作りましょう。最初は慣れなくても徐々に書き方は上達するものです。POPの表現を考えることで、商品の知識が深まることや、お客さんの立場に立って商品のメリットを考える習慣がつくことも、POP制作の利点です。POPを活用して、来店客の買い上げ点数を増やしてください。

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